診療内容

当院の治療方針

一般診療

総合診療科目として、内科治療・外科治療を問わず、対応しています。当院でも、人間同様に皮膚科、消化器科、循環器科、呼吸器科、腎泌尿器科、内分泌科、繁殖科、眼科、歯科、神経科、軟部外科、整形外科などに対応が可能です。

各種予防

各種ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・マダニ予防、消化管寄生虫の予防などの予防を行っております。動物も人間同様に予防医療が重要で、これらの疾患は、ほぼ完全に予防することが可能です。致死的な疾患を未然に防ぐこと、人獣共通感染症、公衆衛生学的な観点から予防医学に力を入れております。詳しくは、当院にご相談ください。ライフスタイルにあった予防方法をご提案いたします。

健康チェック

当院では、病気の予防・早期発見に力を入れています。爪切り、耳掃除、肛門絞りやワクチン接種時に問診を行い、体重測定、聴診はもとより、皮膚の状態、口腔内、耳道内、眼、四肢、肛門周囲の状態を視診、触診でチェックしています。

定期健康診断(ワンニャンドッグ)

動物も人間同様に高齢になるにつれて、様々な病気にかかりやすくなるために、動物にとっても定期的に健康状態をチェックすることは非常に重要です。

人間と異なり、動物はしゃべることができません。しかし、病気のシグナルを発信していることは事実ですので、そのサインになるべく早期に気付いてあげることがとても重要です。病気の早期発見は、動物の体への負担や治療や通院のストレスの軽減につながり、ご家族の通院の手間、経済的負担の軽減につながるといえます。

血液検査をはじめ各種検査に対応が可能です。動物種や年齢に合わせたコースを設けておりますので、ご希望がありましたら、お問い合わせください。料金も通常の検査よりもご負担が少ない内容となっております。検査当日の注意事項などがありますので、事前予約制となっています。
当院では1年に1回の定期健康診断をお勧めしています。また、シニア期(7歳以上)では半年に1 回の定期健康診断をお勧めしています。

各種検査

糞便検査・尿検査をはじめ、血液検査、細胞診、X 線検査、超音波検査(心臓、腹腔内臓器)、血圧測定、心電図検査を行うことが可能です。また、必要に応じて各種アレルギー検査、ホルモン検査、病理組織学的検査等を他専門機関と連携して検査することが可能です。なお、内視鏡検査(のちに導入予定)、CT 検査、MRI 検査については対応しておりませんので、他のご施設様をご紹介させていただきます。

不妊・去勢手術

本来は、望まれない妊娠による不幸な動物を増やさないために行われている手術です。手術後は妊娠のリスクを取り除くことができます。また近年では、性ホルモン関連の疾病の予防や問題行動の抑制の目的として不妊・去勢手術が行われております。(詳細はQ&A を参考にしてください)
当院では、麻酔の安全性も考慮しつつ、生後6 カ月を過ぎたワンちゃん、ネコちゃんにこれらの手術を勧めています。完全予約制となりますので、手術当日の流れなど詳細についてはお問合せ下さい。

外科手術

当院では、これまでの経験をもとに開腹手術などの軟部外科全般、腫瘍外科、整形外科、口腔外科などに対応しております。院長紹介ページに実績を掲載しておりますので、ご確認ください。緊急手術は例外として、手術は基本的に予約制となっております。術前に詳しい説明と手術の必要性の判断、麻酔法の検討と術前検査を行いますので事前の診察が必要となります。

専門外来

ペットの高齢化が進む現在、悪性腫瘍、心臓病、骨や関節、神経疾患を抱えた動物達が増えてきています。当院では、画像診断、腫瘍疾患、循環器疾患に力を入れていきます。これまで培ってきた腫瘍科認定医としての経験や知識、これまで専攻してきた画像診断科、循環器疾患の経験を活かして老齢性疾患の治療に力を入れていきます。腫瘍科に関しては、腫瘍外科、抗がん剤治療、免疫療法に対応しております。ご家族と治療方針を話し合った後に検査・治療を進めてまいります。

高度専門施設・専門医への紹介(診診連携)

残念ながら、当院で対応ができない疾患やCT 検査やMRI 検査など、特殊な高度な検査や治療が必要と判断される症例に関しては他の高度専門施設様、専門医の先生を紹介させていただきます。ご家族から紹介のご希望がございましたら、迅速に対応いたしますので、ご相談ください。

マイクロチップについて

当院では、マイクロチップの埋め込みをお勧めしています。マイクロチップとは、1cmくらいの大きさのもので、個体識別番号が組み込まれているものですデータが書き換えられることもないため、確実な身分証明になります。過度な痛みや負担を与えないので、ほとんどの動物に使用できます。

迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼い主と離れ離れになっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録されている飼い主の情報と照合することで飼い主のもとへ戻ってくる可能性が高くなります。東日本大震災では、非常に大きな役割を果たしました。

通常の注射針より少し太い専用のチップ注入器を使って体内に注入します。痛みは普通の注射と同じくらいと言われており、鎮静剤や麻酔薬などは通常必要ありません。埋め込み場所は、犬や猫の場合では、首の後ろが一般的です。
マイクロチップの埋め込みは、獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。マイクロチップを装着しただけでは、保護されて番号が読み取られても飼い主の情報は分かりません。装着したら必ずAIPO(日本獣医師会)にマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続きが必要です。登録の手続きは当院で行えますので、ご相談ください。

夜間救急対応について

大変ご不便をおかけいたしますが、提供できる獣医療の質の維持のために現在のところ夜間救急対応は受け付けておりません。夜間専門で診療を行っている他の動物病院御施設様を紹介させていただいております。その後の継続治療は当院において行うことが可能です。