こねこの教室とは?

ねこちゃんは、新しい環境や病院が苦手な子が多いです。
飼い主様も病院に連れて行きたいけど、ねこちゃんにストレスがかかってしまうことを懸念し、悩まれている方が多くいらっしゃいます。

動物福祉に配慮し、少しでもストレスのない暮らしを送るにはどうしたら良いのか。

あろう動物病院では、ねこちゃんを飼うにあたって知っておいてほしいねこちゃんの特性に合わせた向き合い方をお伝えし、ねこちゃんと飼い主様が楽しく、ストレスフリーな暮らしをしていけるようサポートいたします。

開催概要

対象1歳未満の猫を飼っている方、これから飼う方
開催日毎週水曜日 14時00分~ (1時間程度・予約制)
※開催日が変更になることもあります。必ず受付でご予約ください。
開催場所あろう動物病院 第2診察室
持ち物・おやつ
・お気に入りのおもちゃ(プログラム3に参加時)
料金お問い合わせください

開催内容 (全3回)

プログラム

1

【ストレスなく暮らすには?】

  • お家の環境を整えよう
  • キャリーやケージに慣れよう
  • 来院の方法は?

プログラム

2

【予防ともしもの時について】

  • ワクチン、ノミ、マダニ、フィラリア
  • 避妊、去勢のこと
  • 誤食しないために
  • 防災について

プログラム

3

【ケアについてとお悩み】

  • お手入れができるようになろう
    爪切り、歯みがき、ブラッシング
  • お薬のあげ方を練習しよう
  • ネコちゃんについての不安やお悩みを聞かせてください

猫の飼い主さんに聞いた!困った・困っていること、不安なこと

当院でよくご質問・ご相談を受ける内容をまとめました。同じお悩みをお持ちの飼い主さんはぜひ参考にしてください。
改善されない、もっと詳しく知りたいという方は、こねこの教室にご参加ください。

夜鳴きがひどい。

A.原因
・ストレス ・欲求不満 ・環境変化 ・認知症 ・病気
原因がどれから来るものなのか判断するために、受診することをおすすめします。

トイレで排便と排尿はするが、砂かけが苦手で、後ろ足で踏んでしまう。

A.砂かけが苦手な子、便を踏んでも気にしない性格の子もいます。
トイレを大きくしたり、砂の量(少なくとも3㎝の深さ)・砂の種類の見直しをしてみましょう。

人間の食べ物に対する執着がすごい。

A.一度与えてしまうと味を占めて執着してしまいます。
初めから人間の食べ物を与えない方が良いですが、すでに執着してしまっている子はねこちゃんが開けられない所に片付ける。さらに、人のご飯時に食卓に来てしまう場合は、食事中はケージや他の部屋にねこちゃんを連れていくようにしましょう。
その際、おやつやフードが出てくるようなおもちゃを一緒に入れておくと、退屈しのぎになるので試してみてください。
人の食べ物には、動物にとって有害なものもあるため注意しましょう。

トイレの砂を食べてしまう事がある(紙製だけ)。

A.紙製の砂の使用をやめてみましょう。
猫砂には他の素材を使用したものがあるため、そちらを使用する方が良いでしょう。
(おからタイプは食べても安心)

先住猫と新入り猫の仲良くさせる方法を知りたい。

A.初めから対面させるのはお勧めしません。
別々の部屋にいる状態からそれぞれの匂いがついたクッションや毛布を交換して、存在やニオイの把握をさせて、慣らしをしていきます。
対面までにいくつかの段階を踏むと、お互いにびっくりすることが少なくなります。
詳しい方法はスタッフにお尋ねください。

病院に連れていかれるのが分かり、キャリーを見ると隠れて出てこなくなる。

A.ねこちゃんのほとんどが病院嫌いで、多くの飼い主さんが悩まれています。
キャリーを居住スペースに常に出しておき、「キャリー=病院」というイメージを少なくしてみましょう。
キャリートレーニングをするのもおすすめです。
キャリートレーニングの方法は、こねこの教室にてお伝えしています。

口臭

A.原因 ・歯周病 ・歯石の付着 ・病気
対処法 ・スケーリングの実施 ・日々の歯みがき ・病気の治療
口臭が気になる子は、受診をおすすめします。

ビニール系の袋を噛んで食べてしまうのはあるある?

A.ねこちゃん・わんちゃん共に誤食で多く来院されます。
危険なため食べないように注意しましょう!
ねこちゃんが開けられない所に片付けるなどの対策をするようにしましょう。
ビニールで遊ぶのが好きな子もいると思います。
その場合はビニールをおもちゃにするのではなく、カシャカシャとビニールのような音がするねこちゃん用のおもちゃで遊ぶようにしましょう。

畳や花を噛んでしまう。

A.花には食べてしまうと危険なものもあります。
噛んでしまう・食べてしまうなどの癖がある子の場合は、花や観葉植物を置くのを控えましょう。
食べる癖が無い子の場合でも植物を置く場合は、万が一食べても害のないものかどうかを調べてから置きましょう。
畳を噛んでしまう子は、畳の部屋に入れないようにしてみましょう。
畳の部屋しかないお家の場合や畳の部屋に入れにようにするのが難しい場合は、飼い主様の外出時やねこちゃんを見ていられない時はケージにいれ、人が見ていられる時だけケージから出して、物を噛んだり食べたりしないよう注意してみてあげましょう。

壁際や家具に*マーキングされることがある。
テーブルや棚の上に書類や物があるとおしっこされる。

A.その子にとって自分の縄張りを示すために定期的にマーキングしている可能性。
新しい家具に自分の匂いをつけるためにマーキングしている可能性。
ストレス要因があり、自分を落ち着かせようとしている可能性。
トイレがその子に合っていない可能性。
どちらもねこちゃんにとっては正常な行動(習性)であるため、マーキングをやめさせることは難しいです。
そのため、マーキングをしてもよい場所をつくり、してほしくない場所にはマーキングをさせない工夫をしてみましょう。
避妊去勢手術をすると、マーキング行動が減少する傾向があります。
その他の工夫の方法については、担当スタッフにお尋ねください。
*マーキング:自分の縄張りを示すためにトイレ以外の場所におしっこをすることです。
立ってすることが多いですが、座ってすることもあります。

猫についての高い専門知識を持つスタッフが在籍

Cat Friendly Clinic ゴールド認定病院

CFC(Cat Friendly Clinic)とは、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”として国際猫医学会(International Society of Feline Society(ISFM))によって確立された国際基準の規格で、世界的に普及しています。
CFCに認定された動物病院とは、猫専任従事者を設け、より猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することが可能であることを国際基準で認められているということです。
また、CFCはブロンズ、シルバー、ゴールドの3つの基準があり、あろう動物病院はゴールド認定病院です。

こねこの教室は、猫についての高い専門知識を持ったスタッフが担当いたします。